家計簿は何のためにつけるの?


始まりは女中時代?

とある方から先日聞いたお話。
その昔、女中さんが家にいたころの時代、女中さんが家のお金をくすねないように、家の主人がつけさせていた、とのこと。その話を聞いたときは、なるほど~と聞いていた一同、納得したのですが、そんな時代はレシートなんてなかったから、そもそも買いものをした金額を少なく記入すれば、簡単にくすねられるのではないか?という結論に達し、そうか~と思ったのであります。

新婚当初はとにかくすべてを把握したかった

はなし変わって我が家の場合。
はるか昔、新婚当初は、夫さんはすべて私に任せてくれましたので(今考えると、結構稀有な存在ですよね)、とにかく我が家の収入と支出をすべて記入することを目標にしていました。
なんだかわけのわからない保険やら、町内会費とは別の町内の集金やら、次から次へといろいろな支出がありました。すべてを把握するのに2,3年はかかりました。たいていわけのかわからないのは年に一度しかありませんから。

このころはいつもどこかへ出かけたがる夫さんにホイホイついて行き、いろんなところへ行ったものです。
そうすると、もちろん宿泊費や食事代、ガソリン代、高速道路料金等いろいろとかかりますから、だんだんと夫さんの浪費グゼが目についてきて、考え方の相違が表面化してきました。さかのぼるとこのときすでに歩む道が違っていたのね・・・と今になって気づく。

この時代は食費もざっくりつけていて、レシートの合計金額を記入していました。
そもそも食費予算も立てていませんでしたから。立て方もわからなかったし。

使っていた家計簿は主婦向け雑誌の付録の家計簿でした。

世の中には家計簿のつけ方の講習会が存在していた

結婚2年目に家事家計講習会という、雑誌「婦人之友」の愛読者の団体が毎年開催している家計簿の講習会に参加し、衝撃を受け、さっそく婦人之友社から出されている「羽仁もと子案 家計簿」を買って帰り、予算を立てる家計簿に出会うのですが、1年目はとにかく支出のみを記入して終わりました。

そもそもこの講習会では発表者となった会員の方の支出はもちろんのこと、収入もすべて公開し、家計簿という我が家のプライバシーの塊をすべてさらけ出していることに衝撃を受けました。

このときの発表された方は、家計簿をつけ始めた私と年代の近い方と、もうおひと方は長年家計簿をつけておられる年配の方でした。この方のお話はご主人がリストラに合って大変だったけれども、家計簿をつけていたおかげで助かった、というお話でした。

私が育った家庭と同じような状況だったのに(ウチの父は自分で勝手にやめてきたのだけど)その後の家族の状況が全く違ったことに感銘を受けましたけどね。
発表者の方は家族皆で困難な状況を乗り越えて、今に至る、というお話でしたけど。

私が育った家庭は父が仕事を辞めてしまったことをきっかけに家庭崩壊へと進んでいきましたから。

そんなこんなで、家計簿をつけていれば、たとえ家族が困難な状況に陥ろうとも、不安が軽減されるのだ、と思い、私も絶対に家計簿をつけるぞ!と奮起したのであります。

時代は繰り返す?

わたしにとって、上記の理由から一家の大黒柱が仕事を辞める、辞めたい、なんて言葉は禁句なのですが、こともあろうに我が夫さんは数年前に、本気で仕事を辞めたいと私に言ったのであります。

このときの私の心の中の不安といったら、もう・・・思い出すだけでもざわざわとしてきます。
わぁ~キタキタ~私が育った家庭と同じではないか・・・と。

このときすでに家計簿をつけて数年がたっていましたけど、先々のことを考えたら不安が一気に押し寄せてきましたよ。子どもがまだ小さかったですから。私が育った家庭や上記の発表者のご家庭の場合は子どもがある程度大きくなっていましたからね。

家計簿をつけていたって、やっぱり不安はなくならない。
だからつけ続けるのです。

家計簿をつけるのをやめてしまったらもっともっと不安ですから。


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