確かに幸せだ、と思ってはいたのですが・・・
幸せだ、と思う気もちは長くは続かない。
一応、幸せだ、とは思ってはいたんです。
結婚後12年後くらいまでは。
今となっては幸せだ、と思っていた自分さえも色あせてしまう。
あの時の私は何だったんだ?
なぜなら、そのころの私は幸せとはなにか?ということすら本当はわかっていなかったのだから。
まあ、ある意味、自分自身が成長した、ということなんだけど。
幸せとは何か?ということを真面目に考え始めてしまった、ということです。
自分自身の成長という面では、うれしいことだけど、本当の幸せではない、と気づいてしまった今、じゃあ、私はこれからどうしたらいいの~?と考えるとむなしい。
あのとき幸せだ、と思っていた自分は何だったのだろう?
そう、思っていたのは自分だけ?
神様って、すごい錯覚を見せてしまうんだね。
ただ単に、私がおバカだっただけか・・・。
もちろん、対、3人の子どもたちでは十分幸せを味わっています。
ここでいうのは、対、夫さんに対しての幸せのことです。対、「家庭」というものに対して。
家庭を築いて、幸せな家庭を築こう、と確かに思ったんだけどね・・・。
夫がいる、子どもがいる、それなりの生活を送れる、仕事がある・・・ない人からみたら十分に幸せでしょ、と思えるかもしれません。でも私の心は満たされないのです。なにしろ、この状態は本当の幸せではない、と知ってしまたのですから。
これから先も、永遠に幸せだと実感できないのかもしれません。
対、夫、対、家族というカテゴリーでは。
私の人生を丸ごと肯定してくれるものは何なのか?誰なのか?
人から与えられるものではなく、やっぱり自分自身なのだけどね。。
やっぱり、私という人間を理解し、全肯定してくれるだれかに会いたかったな。
全肯定といったら大げさだけど、私という人間に少なくとも興味を示してくれる人に。
まあ、もちろん以前は良好な関係を保ってはいたのですが・・・。
子どもが生まれてからは、お互い、子ども第一になってしまったことが一番の要因かね。
お互い、相手を一番と思えなくなった、ということ。
「エーリッヒ・フロム100の言葉」 鈴木晶監修より
以下、要約
愛を与えることは自分の生命を与えること
ここでいう生命とは「自分のなかに息づいている」もののこと。
それは自分の喜び、興味、理解、知識、ユーモア、悲しみなど。
そして、それらを与えること自体がこのうえない喜びなのだと。
与えることは、他人をも与えるものにするということであり、たがいに相手のなかに芽生えさせたものから得る喜びを分かち合うのである、と。本当の意味で与えることは、相手をも「与える人」にすることであり、互いに与えあい、分かち合うことを喜ぶことなのです。
要約終わり
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結論は、私自身も夫さんを愛することができなかったし、夫さんも私を愛することができなかった、ということ。
もう、対、夫さんに対してはあきらめの境地なんだけど。
と、いうことで、目の前の人を愛さず、愛を別なところへ向ける決心をしてしまったのでした。
いまさらだけど、エレファントカシマシ宮本浩次を好きになってしまった40代パート主婦デス
多分、宮本浩次さんは、愛するってことが何かを知っているハズ。
読書家だから、エーリッヒ・フロムの本もきっと読んでいることでしょう。
まあ、宮本浩次さんは、目の前の1人の人だけを愛するなんていうちっぽけな次元ではないけど、おそらく。
「歌を歌う」、ということを通して、目の前の人全員に「自分のなかに息づいているもの」すべてを与えようとするからこそ、聴く側が深く感動できるのだと思います。
振り返って、私自身は「自分のなかに息づいているもの」を与えているのか?
少なくとも3人の子どもたちと、仕事を通して接する子どもたちには与えていると思うし、また子どもたちからもたくさんのものをもらっているし、分かち合っている、とは思っています。
だから、夫さんに対しては何にも与えられなくとも、どうか神様許して・・・と思います。
いやいや、以前はちゃーんと私も与えていたのだけどね、どうも夫さんからのレスポンスがないもんで。
だから、むなしくなってしまったのよね。
夫さんは「与える人」にはならなかったし、与え合う喜び、分かち合う喜びという感覚すら湧きおこらなかった、ということです。
それでも、隣人(=夫さん)を愛しなさい、という神様からの私への課題なのでしょうね・・・。
重い課題だわ・・・。
こちらの記事もよかったら・・・。
「愛するということ」を読んでみたけど、夫を愛せないと思う40代パート主婦
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