落合陽一著/日本再興戦略を読んでみた


田舎っていいよ~

本を買ってはいません。
こんなベストセラーになっている本が、図書館で予約もせずに借りられるほどな田舎に住んでいます。
この本のすごさに、おそらくわが町の町民は、だれも気付いていないんじゃないかと思います。

まあ、高齢化率の高い田舎町ですから、おそらく著者のことを知らない人も多々いることでしょう・・・。

というわけで、さっそく読んでみました。

心に刺さったのは、ここ。
以下引用

オンとオフの区別をつける発想自体がこれからの時代には合いません。無理なく続けられることを、生活の中に入れ込み複数行うのが大切なのです。

引用終わり

「ワークライフバランス」ではなく「ワークアズライフ」なのだそう・・・。

規模は小さいながらも私が今まさにやっていることじゃないか・・・と思った次第です。
月~金はメインパート&サブパート、そして土日は早朝品出しアルバイト、そしてこのほかにメルカリ&ラクマ&ブクマ!、それからブログ運営でアフィリエイト。
もちろんこのほかに家事&子育ても。

一週間働き続けていますけど、別に苦ではありません。
無理なく続けています。

それはどれもが正社員という立場ではないからかもしれません。
これが正社員、という立場だったら、ずっしりと重荷に感じることでしょう。

と、いうわけで私って時代の先を行っている?と自画自賛。

やっぱり稼げてなんぼの世界

なんだか納得がいかないのは、結局お金に囚われてるのではないか、ということ。
著者も自分の会社を立ち上げ、そこで得た利益で大学で研究をなさっているようで、結局はお金がないと何にもできないよ、ということなのだな・・・と思わされました。

それは一般庶民も同じことで、一番最後に著者がかつて、ツイッターでつぶやいた言葉がのっていますけど、

「ポジションを取れ。批評家になるな。フェアに向き合え。手を動かせ。金を稼げ。以下略・・・・」

まだまだやっぱり稼げてなんぼの世界。

著者は日本再興という壮大なテーマでこの本を書いていらっしゃるわけですから、一個人がどうしたらいいか、なんて書いていないわけですけど、「お金2.0」といい、こちらの本もですけど、じゃあ、一個人はどうしたらいいのでしょう?というのがイマイチ明確でない気がするのは私だけでしょうか?

カネを稼げるヤツはよくて、そうでないヤツダメなのは、今の世の中となんら変わっていない、と思うのですが・・・。

「お金2.0」を読んでみた感想はこちら
「お金2.0」を読んで想像するパラレルワールド

面白かったのは・・・

「ホワイトカラーおじさん」の活かし方
著者が考えているのは、複数のベンチャー企業で、事務的な作業をやってもらうこと、だそうな・・・。

完全に「ホワイトカラー」おじさんをなめていますね。(我が家の夫さんも、ホワイトカラーおじさんなんですけど)

いやいや、まてまて、プライドの高い「ホワイトカラーおじさん」なんて、年下の方々が生き生きと働いているベンチャー企業でなんか、働きたがらないでしょ・・・・。

自分探しではなく、できることから始める

そうそう、まずはやってみようよ、ということ。
そうすればだんだんと自分にとっての向き不向き、好き嫌いもわかります。

私もそんなことをしていたら、今のメインパート、サブパート、土日アルバイトに落ち着いた次第です。
これで給料も十分だったら申し分ないのですが、そうは問屋が卸さない。
これだけでは、生活できません。残念ながら。

なので、自分にできることとして、こちらのブログもやっている次第です。

著者の最後の言葉を引用します。

日本人の多くがビジョンを共有し、トライアンドエラーのマインドセットに切り替えられたとき、日本は間違いなく再興し、そこには限りなく明るい未来が広がっていると信じています。

引用終わり

そう、人に頼ったり、会社に頼ったり、自治体に頼ったりしないで、ひとりひとりが本当の意味での自立をすることが大切なのかな、と思わされました。

明るい未来を信じられる人は、「とにかく、やってみた」人だけじゃないか、と思います。




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