自分をたいせつにするって?どゆこと?
自分の本当の気持ちに気づいて、それをたいせつにすること、なのだな・・と理解しました。
中・高校生向けに書かれているような本なのですが、ここに書かれている内容を本質的に理解できるのは、年を重ねた人だけなのではないかな・・・と思いました。
自分自身、10代、20代でここに書かれている内容を理解できていたら、なにもここまで生きることに悩まなかったでしょうに・・・と思います。
でも知らなかったからこそ、がむしゃらに歩んでこられたのかも知れません。
自分の本当の気もちなんかに気づいていたら、フツーの会社になんか就職できやしないわな・・・。
就職面接なんて、どれだけ偽りの自分を演じられるか・・・にかかっているようなものだから。
数十年前までは、それで良かったのかもしれないけれど、もう今はそういうことをしたくない人がたくさんいるんだろうな・・・。
本当の自分で生きていきたい、と心から願う人が。
偽りの自分でいることが苦しいことだ、と若い人でも気づく人がたくさん出てきているのでしょうね。
家族の中でさえも
私は家族の中でさえも、偽りの自分でいたくないな、と思い始めました。
えっ、家族の前でも偽りの自分なの?って思う人もいるでしょう。
良き妻、よき母親、良き嫁、全部演じてきました。
一番最初に仮面が取れたのは、良き母親でした。
子どもがはがしてくれた、とでもいいましょうか・・・。
こうあるべきでしょ、という母親像に限界を感じて、一気に仮面を脱ぎました。
良き母親だったら○○するでしょ、フツーみたいなことをどんどんやめていきました。そしたら、本当にラクになりました。
良き妻も、良き嫁、良き娘もどんどんやめていきました。
別にどう思われようともういいや、とも思えるようになりました。
演じていて一番つらいのは自分自身ですから。
自分が一番よくわかってますから。
もう自分自身をつらい目に遭わすのはやめようよ、と思えました。
まだまだ周りに忖度している自分はいますが、でも自分でわかっていてそうするのと、わからないままでそうしてしまうのとでは大きな違いです。