独りでいるのが一番自由。心の中ではいつだって独りだから。


心の自由が一番大切

先日、某テレビ番組で、多摩川の河川敷で生活している方々の年越しの様子が放送されていました。
その中で、自治体が用意した簡易宿泊所等には行かないのですか?と記者が尋ねると、そういうところは自由がきかないから、合わない人もくるし・・・と言っておられる方がいらっしゃいました。

食事やお風呂に入れる暖かい宿泊所よりも、独りでも自由に生活できる今の場所の方がいい、ということを知っていらっしゃる方々なんだ、と妙に感心しました。

ただ単純に自由がきかない、というわがままからくる自分勝手だけの自由だけかもしれないけれど、きっと違う意味も含んでいるのではないかと思わされました。

自分の思いや考えを全く無視された生活なんてしたくない、と思っていらっしゃるのだ、と思いました。

上も下も見てはいけない

話かわって、一昨年、私の実父は一時的に老人保健施設に入所していました。
入所当初は体力も落ちていて、栄養状態も良くなかったので、入所に値する要件を満たしていたのですが、日に日に元気を取り戻し、入所期限の3ヶ月を待たずに退所することになりました。

一番大きな理由はやはり自由がきかないから。
そのことに実父は耐えられなくなってしまったのでした。

そして今は独りの自宅へ戻り、なんとか独りで生活しています。
離婚後20年以上もそうやって独りで生きてきたのですから、今さらだれかと一緒に生活するなんてできないのでしょう。自宅があるだけましじゃないか・・・一歩間違えればあなたも上記の人たちのように路上生活者になっていたかもしれないのに、父は恵まれているほうではないか?と思わされました。

上を見てもキリがないし、下を見てもキリがない。今ある、今できる自分の状況に感謝することが大切なんだ、と改めて思わされました。

見ていて痛々しく思ったのは私だけ?

また、別のテレビ番組では、某有名生命保険会社を退職し、おまけに熟年離婚もしたばかりの、60代の男性が独りの生活を謳歌している様子も流されていました。おしゃれを楽しみ、カフェでコーヒーを飲み、旅行や趣味にいそしんでおられるご様子。独りの楽しさってそんな表面的なことだけの楽しみじゃないでしょ・・と思わず突っ込みたくなりましたけど。

家族がいたって心は独り

そしてそして我が家に立ち戻り、家族でいたってやっぱり心は独りなのです。
子どもが小さいうちは夫の微々たる力でも必要だったのですが、3人とも小学生になった今は、もうそんな微々たる力も必要なしってことで。家族を演じていただけ?

そんな微々たる力の協力でさえ、渋られるくらいですからね。
頼みたくもなくなりますよ。
人間、頼られるうちが華ですよ、今さら気づいたって遅いんですからね。

そんなわけで、基本、夫さんなんていなくたって一日が平然と回っていきますからね、今は。

家族って本当になんなのだろう?と思います。
私が育った家族は両親が離婚して崩壊しました。

そして私が今属している家族って、なんなのでしょう?
夫さんにとって家族ってなんなのでしょう?

苦しいときに皆で支え合うのが家族?
うれしいときにみんなで喜ぶのが家族?
悲しいときに皆で慰め合うのが家族?

どれも真実でない気がする。