月末締めをしっかりと
何事もはじめが肝心。
家計簿では月末って大事です。
1ヶ月間しっかりとお金の流れを記録しても、
月末締めをしっかりとしておかないと
まったく意味のないものになってしまします。
(世の中の会社と全く同じです)
1月末の締めをしっかりとする前提条件として、
2016年末時点での銀行の残高
現金で持っているお金
電子マネーやギフトカード等の残高がわかっていること
これが大事になります。
そう、2016年末時点のお金+1月の収入ー1月の総支出(税金・社会保険料含む)±預金=2月への繰越金
毎月この作業を繰り返していけば、
その月末時点で、前年末時点よりプラスかマイナスかきちんとわかり、
その月の営みが健全であったかどうか把握する指標となります。
(実際はクレジットカードでの買い物等で誤差が生じるけれども)
家計簿をつける意味は、ここにあると思います。
だからぶっちゃけ、
内訳なんて本当はどうでもよかったりするわけで
この作業さえしていれば、よかったりします。
でもそうはいっても、
もし大幅にマイナスになったときに、
どうしてそうなったかを検証する際に
日々こつこつと記録してきた細かい費目が、役に立つわけで、
どこで、お金を使いすぎているか、検証する際の判断材料となるわけです。
というわけで、どんなに忙しかろうとも
月末が近くなると、家計簿と向かい合う時間が必然的に長くなります。
まあ、イマドキ、手書きの家計簿を使っている人も、少なくなりつつはあると思いますが、
手書きの家計簿の良さというのは、自分の頭を最大限使えることです。
PDCAサイクルが見やすく、分かりやすいし。
なんでもかんでも便利だから、とスマホやパソコンにさせていては、
人間の頭は退化する一方です。
グラフや表で表すことは一瞬でできてしまうけど、それを見て、どう次に生かすかが大事なわけです。
実はこんなエラソーなクチたたいている自分も、数年前に一度パソコン家計簿を使ったことはありますが、
やっぱり手書きの方がいい、と判断して手書きの家計簿に戻ったクチです。
ちなみに長年使っている家計簿は婦人之友社発行の「予算生活の家計簿」
他も家計簿は使ったことがないけど、
おそらくこれ以上の家計簿はないと言い切れます。
だって100年以上も続いている家計簿なんですから。
予算から差し引く方式の家計簿なんて、これ以外で見かけたことがありません。
これ1冊で、予算立てはできるし、現金出納帳も兼ねるし、後ろの方には収支年計表もついているし、といたれり尽くせりの内容となっています。
まあ、普通の人がこれを使いこなすのは大変かとは思いますが・・・。
やってやれないことはないかとも思います。